エイサーは沖縄の伝統芸能であり、古くから沖縄県内で様々なイベントの催しとして披露され続けています。
学校教育の一部としても取り入れられており、県民全体で馴染みのある踊りとなっています。
この記事では沖縄県内でエイサーを体験できるイベント施設の紹介や、エイサーが披露されるイベントについて紹介していきます。
1.エイサーの魅力を体感!おすすめ体験スポット&プログラム特集
このトピックでは沖縄県内で行われているエイサーの体験スポットや体験プログラムについて紹介していきます。
まずは沖縄県内でエイサーが体験できるスポットについて紹介していきます。
①エイサー会館
こちらは沖縄市のコザ・ミュージックタウン内に施設を構えています。
施設は2Fに分かれており、1Fは3つのスペースに分かれています。
1つ目のエイサーラウンジはエイサー関連の書物の閲覧やエイサー検定に挑戦、またエイサー会館オリジナルのプリントシールを撮ることができるプリント機が設置されています。
2つ目のエイサーショップはエイサーに関する商品の販売をしており、お土産などを選ぶ際におすすめです。
3つ目はイベントスペースとなっており、こちらは大型スクリーン等の設備が用意されており、エイサー体験や不定期でエイサーに関する講義等が開催されています。
次に2Fですがこちらは有料入場となっており一般客は300円となっています。
こちらは6つのスペースに分かれており、エイサーに関するより深い知識を得る事ができる展示物が多くあります。
1つ目は大型スクリーンとなっており、こちらは昔の沖縄県のイメージや沖縄市の街を再現したスペースで本場のエイサーを大迫力の大型スクリーンで楽しむ事ができます。
2つ目はエイサーと音の道具となっており、こちらではエイサーの道具を持ったり衣装を着て撮影ができるスポットと実際にエイサーに使われる道具の展示が行われています。
衣装を着て撮影するだけでなく、モニターの映像やリズムに合わせて展示されている太鼓を手に取って演奏する事もできます。
3つ目はエイサーアーカイブコーナーとなっており、沖縄全島エイサーまつりで今まで使用された歴代のポスターや、エイサー全般に関する資料の展示が行われており、沖縄のエイサーの歴史について学ぶ事ができます。
4つ目は沖縄全島エイサーまつりとなっており、こちらでは沖縄県最大規模のエイサーイベントである「沖縄全島エイサーまつり」の過去映像や歴代の参加団体情報が公開されており、沖縄全島エイサーまつりの歴史について多く学ぶ事が可能です
5つ目はエイサーと沖縄となっており、エイサーの歴史の紹介や世界のエイサー団体の紹介が行われています
次にこちらで行われているエイサー体験について紹介していきます。
こちらのエイサー体験は1名2700円で予約制となっており、エイサーのまち沖縄市ならではの大太鼓・締太鼓を使用した本格的なエイサーを体験する事ができます。
予約は体験希望日の1週間前までとなっておりますのでお早めにご予約することをお勧めします。
エイサー会館では他にも三線演奏体験やシーサー絵付け体験も行っている為、興味のある方はそちらの体験してみて下さい。
②琉球村
こちらは恩納村にある沖縄の伝統文化を楽しむ事ができる施設になっています。
園内には国登録有形文化財が多くあり、食文化や歴史・建造物など様々な体験を行う事ができます。
琉球村では伝統的なエイサーの音楽や振り付けを取り入れた琉球村独自のエイサーを楽しむ事ができます。
内容として唐船ドーイや久高万寿主、仲順流りや安里屋ユンタなどのは誰もが一度は耳にした事がある曲目が使用されており初めてエイサーを体験する方でも実は聞いた事があるものが多い為、エイサーをより楽しむ事ができます。
また、琉球村のエイサー隊の演者は大きく3つの役割に分かれて演奏を行なっており低く重みのある音で音頭を取りダイナミックな迫力を演出する大太鼓、三振を弾きながら歌い太鼓打や踊り手をリードする重要な役割の地謡(じかた)、しなやかな踊りの中に緩やかな手の動きで演奏に花を添える女手踊り(いなぐもーい)のそれぞれがエイサーの要として演奏を行い盛り上げます。
琉球村でできるエイサー体験としては生歌・生演奏を目の前で聞く事ができます・
先ほど紹介した曲目がメインとなっていますが、琉球村では謡て手によって歌詞が異なったり他の民謡から歌詞を持ってくるなどオリジナリティあふれる自由な表現のエイサーを楽しむ事ができます。
最後の曲目「唐船ドーイ」の演奏時は観客も含めて頭上で手を左右に振りながら踊るカチャーシーという踊りを踊って観客と演者たちが一体となりフィナーレを迎えます。
琉球村でしか味わえない独自のエイサーも魅力ですが、園内には他にも様々な施設がある為、興味のある方はぜひ一度訪れてみることをお勧めします。
では次にエイサー体験ができるプログラムについて紹介していきます。
①ふれあい学習体験プログラム
こちらは恩納村で行われている学生の修学旅行や団体のお客様向けのエイサー体験プログラムとなっています。
体験できる内容もかなり本格的になっており、2時間のプログラムの中でエイサーの実技指導をみっちりと受ける事ができます。
1人の料金が衣装有りで2,500円、衣装無しで2,300円となっており希望する方は別途料金を支払うことでエイサーの衣装を着て記念撮影を行う事も可能です。
エイサーを踊れるようになりたいという方にはお勧めの本格プログラムになります。
②沖縄全島エイサーまつり
こちらは毎年沖縄市のコザエリアで行われるエイサーのビックイベントになります。
毎年旧盆明けの最初の週末3日間に渡って行われ、開催期間中は沖縄本島各地から集められた青年会などの団体や全国の姉妹都市や共産団体からのゲストがコザに集結します。
スケジュールとしてはまつり初日の金曜日に国道330号コザゲート通りで「みちじゅねー」が行われ中日の土曜に沖縄市青年団協議会によって「沖縄市青年まつり」が行われ、そして最終日の日曜日に沖縄市コザ運動公園で「本祭」として全島から集められた青年会によるエイサー大会で締めくくられます。
また、沖縄市コザ運動公園のサブグラウンドでは「ビアフェスト」が同時開催されており、まつり最終日は夜遅くまで祭りの賑わいが続きます。
沖縄全島エイサーまつりは歴史も長く、1956年の「コザ市誕生」を機に「沖縄エイサーコンクール」としてスタートしており現在では沖縄の夏の風物詩として日本を代表するお祭りとなりました。
祭りの会場では鳴り響く三線、歌、太鼓のリズムに酔いしれ、その迫力あるバチさばきに感動しながら、本場のエイサーのだいご味を思う存分味わうことが出来ます。
祭りの雰囲気の中でエイサーを楽しみたいという方にはお勧めのプログラムとなっています。
以上が沖縄県でエイサー体験ができる代表的な施設とプログラムの紹介になります。
エイサーを踊るだけでなく様々な歴史的な背景などを知る事が可能な施設もある為、自分の好みに合ったエイサー体験を行える施設やプログラムに参加することをお勧めします。
2.那覇で気軽にエイサー体験!観光ついでに沖縄文化を満喫しよう
このトピックでは那覇市内で行えるエイサー体験について紹介していきます。
那覇市は国際通りなど多くの観光スポットがあり、そちらを観光するプランのうちの1つとしてエイサー体験を組み込んでみてはいかがでしょうか?
①美ら笑34CAFE(那覇市宇栄原3丁目29-20新町テナント2階)
こちらは那覇市の宇栄原にあるカフェになります。
カフェで提供しているドリンクを飲みながら2時間ほどエイサー体験を行う事が可能です。
段ボールで締め太鼓をクラフトし、締め太鼓を使用して本格的なエイサー指導を受ける事ができ作った締め太鼓はお土産として持ち帰る事ができます。
本格的な指導とありますが、各アレンジをしたエイサーを踊ってOKな為指導を元に自分の思うエイサーを踊りましょう。
料金は4500円〜となっており予約必須の為、体験を行いたい方は事前に予約が必要になります。
那覇空港から近くアクセスも良い為、旅行プランの1つとして訪れてみることをお勧めします。
②夏祭りin那覇一万人のエイサー踊り隊
こちらは毎年8月の第一日曜日に国際通りで行われているエイサーのイベントになります。
なんと1000人の踊り手が国際通りに集まり伝統エイサーや創作エイサー、またエイサー以外のパフォーマンスが行われます。
当日は国際通り全体がエイサー一色に染まり、祭りの最後にはカチャーシーを観客含めみんなで踊る事で会場一体となり祭りを締めくくります。
祭りの踊り手は応募を行い採用されないとなれませんが、当日の観覧は誰でも可能となっている為、祭りに合わせて沖縄観光に訪れてみる事をお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では沖縄県内でエイサーが体験できる施設やプログラムについて紹介していきました。
エイサーは沖縄の伝統文化であり今でも沖縄県内で愛され親しみ続けられています。
また観光客向けの体験プログラムやエイサーの歴史や誕生背景を知る事ができる施設なども多くあり魅力的あ観光の1つとなっていると言えます。
余談ですが、エイサーと一口に言っても地域によって踊りや演奏に違いがあったりもする為そちらも調べてみるとよりエイサーに対する理解が深まると考えます。
この記事が沖縄のエイサーに関わる人々のお役に立てば幸いです。
参考URL
https://www.onnanavi.com/dantai/75/
https://www.zentoeisa.com/zento-eisa.html