沖縄で農家になるためには?メリット・デメリットから沖縄の農業事情をご紹介!

沖縄で農家になるためには?メリット・デメリットから沖縄の農業事情をご紹介!

沖縄 農業

青く澄んだ海と自然に囲まれた沖縄、観光地としてもとても人気な地域ですよね。そんな誰もが憧れる沖縄で、農家をやってみたいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、沖縄で農家をやるメリット・デメリットや補助金制度についてご紹介していきます。

沖縄県の主要農産業は?

沖縄における農産業は、全国シェア1位の農産物だと沖縄県南部や八重山地域、宮古地域で収穫されるサトウキビや沖縄県北部や南部、宮古地域で収穫されるゴーヤーがあります。その他にもシークヮーサー、パイナップル、マンゴー、もずくなどがありどれも有名な沖縄の農産業です。

沖縄は国内の他の県に比べると温度差が小さく、年間を通して温暖な気候となっており、沖縄ならではの気候を生かした農産物の栽培ができる為、他の県では栽培されにくい農産物は希少価値が高いとされています。

沖縄県で生産されている作物を地域別にわかりやすく表にまとめてみました。

表1.沖縄県 地域別 農作物

本島北部
本島中部
本島南部
八重山地方
宮古地方
主な農作物 ・きく
・洋ラン
・ゴーヤー
・パインアップル
・シークヮーサー
・タンカン
・さとうきび
・タンカン
・オクラ
・洋ラン
・さとうきび
・マンゴー
・パパイア
・洋ラン
・ゴーヤー
・さとうきび
・パインアップル
・パパイア
・さとうきび
・マンゴー
・とうがん
収穫量全国順位 ・きく(2位)
・ゴーヤー(1位)
・パインアップル(1位)
・シークヮーサー(1位)
・タンカン(2位)
・さとうきび(1位)
・タンカン(2位)
・オクラ(3位)
・さとうきび(1位)
・マンゴー(1位)
・パパイア(2位)
・ゴーヤー(1位)
・さとうきび(1位)
・パインアップル(1位)
・パパイア(2位)
・さとうきび(1位)
・マンゴー(1位)
・とうがん(1位)

上記のように、南国特有の作物が多く栽培されていますが、その中でもマンゴーやパインアップルなどのフルーツの大半は沖縄県で栽培されています。
パインアップルと聞けば納得は行くと思いますが、マンゴーは宮崎県の「太陽のタマゴ」がかなり有名だと思います。実際に、宮崎県のマンゴーはかなり値段として高く、過去には1キロで20万円ほどの値段が付いた事もあったみたいです。やはり当時の宮崎県知事の東国原英夫氏(現コメンテーター)が宮崎マンゴーをPRしたことにより、最高級ブランドになりましが、生産量に関しては沖縄に次ぐ2位でありました。
やはり、南国といっても夏冬の寒暖差は沖縄に比べると激しいため、マンゴーを育てるのにはやはり沖縄の方が適していると感じます。(筆者の実家はマンゴー農家であり、筆者は実際に宮崎県に4年間住んでいました。)
また、このデータは自分でも調べていて驚いたのですが、沖縄で栽培されている野菜のうち、ゴーヤー以外にも「オクラ」がかなり上位にランクインしている事がわかりました。確かに言われてみると、自分の知り合いの農家さんにもオクラを育てている方が多い印象があり、沖縄県はフルーツだけではなく、野菜の生産も盛んである事がわかります。

■参照元(沖縄県)
「沖縄の農林水産業の現状と課題」内閣府 沖縄総合事務局 農林水産部

沖縄県の農林水産業の概要

YAHOOニュース 「宮崎マンゴー、最高値20万円 完熟の最上級品、初競り」

天気や景色が抜群に良い!沖縄で農業をやるメリット!

沖縄で農家をやるメリット、それは沖縄の青い空と海、景色が素晴らしいという点が挙げられるでしょう。移住して農家を始めるのであれば、沖縄の文化や他県では味わえない新鮮な食材に出会えるのも魅力のひとつです。

他にも、青年等の就農促進として市町村やJAなどの機関と地域が一体となり、農業体験研修や就農相談、農業基礎講座などで新規就農者や若手就農者の育成をバックアップしてくれます。沖縄へ移住して慣れない農業に悩むこともあるはずですが、こういった育成活動は心強いですね。

また、沖縄県は大小合わせて約160もの島からなっており、東アジアの地域の中心に位置する為、国内はもちろん中国や東南アジアへの流通拠点としても力があります。海外からの日本の食材へのニーズが高い為、海外輸出の流通拠点という沖縄の強みを活かすことができます。

さらに、沖縄県民の特徴として、人と人のつながりが近い事が挙げられます。実際に筆者の父が農家を始める時にも、近くの農家さんとかなり仲良くなっていました。
知り合いの農家さんも同様に、知り合いの農家さんが沢山いらっしゃるとの事でお話しを伺いました。それほど農家同士の距離も近く、ある一部の地域では月に一度、独自で勉強会を設けている地域もあるとの事です。
このように、情報の共有もでき、県からのサポートもある他、綺麗な景色を隣にお仕事ができる事はかなりのメリットがあると筆者は感じています。

■参照元(沖縄県)
「沖縄の農林水産業の現状と課題」内閣府 沖縄総合事務局 農林水産部

ただし収入が低めというデメリットもあります!

沖縄では、農家を営む方の高齢化が進む深刻な問題となっていましたが、2012年以降は若者を始めとする青年層が新規就農しており、人数にして毎年300人ほどいるとされ沖縄の農業は盛んになってきています。

高齢化は解消されつつある沖縄の農業ですが、収入の面で見ると満足のいかない状況だといいます。
平成28年度の1経営体当たりの総所得平均は317万円で、全国平均の64%ほどに留まっているようです

これは筆者が実家のマンゴーの販売を手伝って感じた事なのですが、商品を発送する際の送料が非常に高い事を感じました。実際に沖縄県は全国から見ても離島であり、商品を全国に発送する際には飛行機や船を利用するため、必然的に送料は高くなります。
これはマンゴーだけに限らず、パインアップルなどの商品も当てはまるため、沖縄で農作物を栽培する場合には、栽培する農作物も考えて行う必要があります。

■参照元(沖縄県)
「沖縄の農林水産業の現状と課題」内閣府 沖縄総合事務局 農林水産部

沖縄で本当に農業をやりたい人は補助金という手も!

農林水産省では、次世代の就農者を目指す人材に対し支援を行う為「農業次世代 人材投資資金」という制度を用意しています。
この制度は、就農前の研修を後押しする「準備型(2年以内)」及び収納直後の経営確立を支援する「経営開始型(5年以内)」を交付します。就農予定時の年齢が49歳以下であることや、独立・自営就農や雇用就農を目指すことなど、全ての条件に当てはまることが必要になります。こういった補助金制度を利用することで新規就農へのハードルを少しでも低くすることができるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

■参照元(沖縄県)
農業次世代 人材投資資金(旧青年就農給付金)

まとめ

高齢化が進む農業ですが、地域一丸で取り組む就農サポートや農林水産省の補助金制度などの努力もあり、若者の新規就農が年々増加してきています。台風の常襲地域ということもあり農作物や施設への甚大な被害を及ぼしていますが、それでもなお新規就農者が増え続けるのは、他県にはない沖縄の魅力が大きいからではないでしょうか。非日常が日常になる沖縄での農家、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。



この記事の執筆者

花城春貴

沖縄県にある高校を卒業し、九州地方の医療の大学に進学しますが、4学年初期でメンタルが崩壊し途中退学。
その後は関西圏で車の製造の仕事を経て、現在は沖縄県でIT企業に勤めながら、個人で
「マンゴーフルーツの生産・販売」や「金融事業」に携わっています。
さらに、「アプリ・HPの作成」、「webマーケ」について実践を重ねながら勉強中です。
自身の異なる業種の経験から、沖縄県が抱える問題・盛んな業界の両方について、様々な目線で
分析し発信しています。

               

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