沖縄にある最強のスーパー!「サンエー」のご紹介!

沖縄にある最強のスーパー!「サンエー」のご紹介!

みなさんは沖縄県にある「サンエー」と言うスーパーをご存知ですか?沖縄県民なら一度は行ったことがあるサンエー。実はこのスーパーがかなりすごいんです!今回は沖縄ナンバー1の小売業「サンエー」について詳しく見ていきましょう!

沖縄を代表するスーパー「サンエー」って知ってますか?

沖縄県民なら誰もが知る地域のスーパー「サンエー」。この「サンエー」全国的に見ても高い収益を誇る超優良企業だということをみなさん知っていましたか?この記事ではそんなサンエーの凄さを再確認してみましょう。そもそもサンエー(正式名称:株式会社サンエー)は、宮古島を発祥とした沖縄県内限定で展開をしている小売店(スーパー)で、主力とする食料品を初め、アパレルや家電、外食など様々事業展開をしています。県内では小売業最大手であり、近年では那覇市おもろまちにある「サンエー那覇メインプレイス」や、浦添市にある「サンエー浦添西海岸パルコシティ」といった大型のショッピングモールの開業で活発に行い、県内での出店をさらに加速させています。



何がすごいの?データから見るサンエーとは?


ここからは沖縄が誇る優良企業「サンエー」について様々なデータからみていきましょう。その前に沖縄で最も利益を上げている企業はどこかご存知でしょうか?琉球銀行や沖縄銀行といった金融機関?沖縄県民なら沖電こと沖縄電力や地元建設最大手の国場組を挙げる方もいらっしゃるかもしれません。通信会社である沖縄セルラーもありますね。実は沖縄県で最も利益を上げている企業は「サンエー」でした。(東京商工リサーチ沖縄支店参照) 「でした」と言う過去形の表現を使用した理由ですが、ここ数年は「サンエー」がずっとトップを独走していたのですが、2020年には沖縄セルラーに抜かれました。(リンクつける) この要因としてはサンエー浦添西海岸パルコシティ開業のための人件費や設備投資の拡大による経費の増加によるものなので、数年が経って投資費用が回収できたら、サンエーがトップに返り咲くことは十分すぎるほどあり、控えめに言ってもサンエーは沖縄県でトップクラスの収益力を誇る企業だということに間違いはありません。 サンエーが沖縄の中では凄い企業だということは分かりました。では県外の同業他社と比較してサンエーの収益力や競争力というのはどうなのでしょうか。沖縄県外の企業と比較したサンエーのパーフォマンスについては『沖縄経済入門 沖縄の小売業 サンエーの経済学』で詳しく記載されています。

同書で紹介されているグラフを参考にして、データを見てみましょう。グラフに記載されている企業は、サンエー、イトーヨーカ堂(セブン&アイホールディングス)、イオン九州です。

グラフ1

出典:沖縄国際大学『沖縄の小売業 -サンエーの経済学-」


グラフ2

出典:沖縄国際大学『沖縄の小売業 -サンエーの経済学-」


グラフ1を見ると「売上高」「営業収益」「総資産」といった企業の規模を表す指標はイトーヨーカ堂が圧倒的に高いです。サンエーとイトーヨーカ堂の売上高は10倍近くの差があるので、企業規模が別次元だということが読み取れます。 サンエーがこの超巨大企業に本当に太刀打ちできるのでしょうか?グラフ2を見てみてください。「売上総利益率」を初めとした全ての利益率でサンエーが圧倒的に上回っていることが読み取れますね。特に「営業利益率」「経常利益率」「当期純利益率」は、2社と比べてサンエーが圧倒的に高いです。詳しいデータは『沖縄経済入門 沖縄の小売業 サンエーの経済学』を見て欲しいのですが、他社と比較して、高い営業利益率を誇る理由を要約すると仕入れにかかる「原価」とマーケティング活動における「販管費」をかなり抑えていることが理由です。このようにデータの一部を見るだけでもサンエーが高い利益率を誇る優良企業だということが見て取れますね。沖縄からこのようおな企業が出ていることは沖縄県民として本当に誇らしいことです。 以下ではこの高い利益率を維持するためにサンエーは具体的に何をしているのかを追っていきましょう。

儲かりまくってる?サンエーのカラクリ

ここでは儲かりまくってそうなサンエーのカラクリについて紹介します! 先程も「原価」と「販管費」をかなり抑えていると、少しお伝えしましたが、これに付け加える形でサンエーの収益構造を補足すると以下のことが言えます。 ・沖縄県のみ資源を集中投下するドミナント戦略 ・多種多様なフランチャイズ展開 それぞれ順を追って見ましょう。

沖縄県のみに資源を集中投下する「ドミナント戦略」

「沖縄県のみに資源を集中投下するドミナント戦略」とはどいうことでしょうか?実はこれが先ほど見た「原価と販管費」の少なさに関わってきます。端的に言うとドミナント戦略とは、「地域を絞ること」です。 沖縄は言うまでもなく島嶼地域、つまり「小さな島」です。県外からも様々なものを輸出入する際にはまぁまぁ高い輸送量がかかってしまいます。 そこであえて、「県外には出店しないで沖縄一本でやっていく」と言うのがサンエーが取っているドミナント戦略になります。言い換えると、「沖縄県内に市場を絞り、セグメントをしっかり行った上で市場に最適化された製品やサービスを展開し、自社を差別化された存在として市場に存在させること」それに大きく成功しています。この戦略の美しさには惚れ惚れします。現在では沖縄市場で確固たる地位を築いているので、県外企業や潜在企業が参入できない参入障壁を気づくことにも成功しています。 また、ターゲットを沖縄に絞っているためマーケティング・プロモーション活動の効率も抜群に良いです。実際にCMを打ったり、チラシを配布したりするなどプロモーション活動にはめちゃくちゃお金がかかります。例えば、他の全国展開している他の大型スーパーなどはそれぞれの地域にローカライズされたCMやチラシなどを用意することが多いのですが、これは地域毎に個別の費用が発生することと同義なので効率はそこまで良くないです。そんな中サンエーは沖縄県に寄せたプロモーションのみを実施すること非常にパフォーマンスを誇っています。 さらに、サンエー物流の面でも沖縄特有の島嶼地域であることを逆手に取っています。サンエーは全店舗の商品の配送を宜野湾市にある物流センターで一括管理しています。これも一拠点だけで済むので非常に経済的ですね。このようにサンエーは島嶼地域であることを逆手に取ったドミナント戦略を取っているのです。

多種多様なフランチャイズ展開

皆さんサンエーを訪れると店舗めちゃくちゃ多いな!と感じることは多々あるのではないでしょうか?電化製品のエディオンからカフェのタリーズ、東急ハンズなど様々な店舗がフランチャイズとして出店しており、実はこれもサンエーが儲かっているカラクリになります。 サンエーがフランチャイズを展開している理由は大きく3つあります。 ・異業界での経営ノウハウの取得 ・リスク回避と分散 ・既存事業とのシナジー効果 「異業界での経営ノウハウの取得」ですが、通常、新たな業種に参入する際には様々コストがかかります。費用はもちろんですが、事業を回していくためのノウハウといったことが大きいです。FCシステムをふんだんに取り入れることで参入障壁を超え、事業を行うことが可能です。 「リスク回避と分散」については、複数の事業を行うことで何か一つだダメになったときで賄うためのリスク回避を行うものです。 「シナジー効果」とは、既存の事業とFC店舗で同じ資源を有効活用することで、費用を抑えることです。これにより仕入れにかかる原価も抑えることが可能です。

沖縄県民はどう思ってる?皆に愛されるサンエー!

すごい企業のサンエーですが、他の皆さんはどう思ってるのでしょうか?アンケートをしてみました!


Q.ずばり、サンエーの魅力は?


<ペンネーム:ネイサンさん>

私の場合、沖縄に遊びに行った際、お土産品を購入することが出来る複合型のスーパーとしての魅力が強いと感じます。と言うのも場所によりますが空港から近くにあるショップとしては大きなショップですし、結構専門店もありましたので、遊びに行った再利用する感じの商業施設であると私は思います。イオンのように様々な商品を販売までとは言いませんがそうしたスーパーと引けを取らないところが魅力で沖縄独自の食料が売られているのが魅力ではないかと。


<ペンネーム:レッドさん>

幼い頃から、母親と良く買い物に行きました。今でももちろんよくいきます。身近にあるスーパーです。地元の人が良く利用するスーパー。私はあまり日常では利用していませんが、母親に「近くにかねひであるのにサンエー行くの?」と聞くところ「圧倒的安心感」と行っていました。何十年も通っているから、スーパーで食材を見ているだけでリラックスする?ようなことを言っていました。なんとなく分かるような気がします。もちろん品揃えも良く、利便の面でも魅力がありますよ。


<ペンネーム:マサさん>

・店舗内が清潔で広いく、複数での買い物もしやすい。 ・肉類の値段もお手頃で、3パック¥980円の販売方法も他店舗にはないので、好みの商品が買えて、献立も組みやすい。 ・調味料も他店にない商品が安く手に入ることかあり、オリーブオイルの特売は、必ず購入しています。 ・チーズも、比較的安い値段で販売しています。


<ペンネーム:おきらぶさん>

サンエーは沖縄が基盤のスーパーの中でも一番大きいスーパーですから、他のスーパーよりも品ぞろえの数が多いのが魅力です。沖縄ならではの食材(沖縄豆腐、ジーマーミ豆腐、ゴーヤなどの野菜、マンゴーなどの果物など)の種類や品数が豊富ですし、ちょっと珍しい野菜(パクチーなど)もサンエーに行けば手に入ることが多々ありますので便利です。


<ペンネーム:たかしさん>

日用品から、食品いろいろそろっている、とにかく特価一が魅力、ほかのスーパーなどと比べてとても安くてお得な時がある、特に飲料は魅力です、お茶屋ジュース類がかなり安いことがあるのでまとめて買うとお得だと思います、あとビールなどのお酒もかなり安く変えると思います。チラシを頻繁に見るのも楽しくその辺も魅力です。


皆さん色々な点でサンエーに魅力を感じているみたいですね!


ちなみにサンエーに行く理由を聞いてみること、、

・お土産品の購入及び自宅で使用する日用品購入

・食材調達

・主に食料品がメイン。たまにメインプレイで衣服や学用品を購入

・食料品と日用品を買いに行くことが多いです。またサンエー具志川メインシティに行く時には洋服や雑貨を買ったり、友達とお茶をすることも多いです。

・目的なしでフラフラしに行く

このような多種多様な理由でサンエーに行かれているみたいすね!印象としては近所のサンエーで日用品や食料品を買いに行く、サンエーメインプレイスなどの大型店で洋服などを購入することが多いみたいです!

このように皆に愛されている理由ですが、「イオン」や「かねひで」(沖縄地場のスーパー)と比較した魅力はどのようなものになるのでしょうか? こちらも聞いてみました!

<ペンネーム:kasumiさん>

・店舗内の清潔さ。トイレがいつでも綺麗な状態がある。(どの店舗も了解する際、常に綺麗で感じがします)最近はコロナの感染も気になるが、店舗内が衛生的だと安心して買い物ができます。 ・商品の陳列が見やすいので、買い物がすごくしやすい。子連れの買い物もしやすい。 ・edyカードが利用できるので、ポイントを貯めると、¥500のポイントも貰える

<ペンネーム:アイコさん>

他の地元のスーパーに比べると全体的な値段はちょっと高めではありますが、それだけ質の良い品物が売られていますので安心して購入することが出来ます。またサンエーの食料品売り場で売ってあるお惣菜は他のスーパーのものよりも種類が豊富ですし、味も美味しいと思います。また沖縄のお土産を買う際にも豊富な種類のお土産が置いてありますので良いと思います。

<ペンネーム:工事さん>

ほかのスーパーと比べる若干と料金安く定されているような気がします。レイアウトなどもとてもわかりやすすく、商品がどこにあるかわかりやすいです。あとほかのスーパーになかなか売っていない商品があるので、ブラブラ歩いてみていてもとても楽しいです。行くたびに発見があるので、ウロウロするのが楽しい魅力があります。

<ペンネーム:よしみさん>

サンエーではないスーパー例えばイオンの場合、自社の製品を売り出しているお店が多く、自分が欲しいブランド商品が無いことがあります。つまり品ぞろえがイオンの製品で独占されているが故無駄があり逆にサンエー側は商品の扱いの種類が豊富で無駄がないのです。ただ、私個人としてはイオンのやり方にも賛同できるのですが、同じ食品を購入するに際して産地で選びたい側の人間からすれば産地は多い方がよく、種類も多い方がこしたことは無いのです。イオンの場合、様々な物を売りすぎて逆に商品の種類がある程度固着しているとも言えます。

このような意見からもサンエーの競争力が垣間見えますね! さすが高収益を誇るスーパーです!

まとめ

サンエーは様々な高収益を誇るだけではなく、皆から愛される地元の企業として日々活用されているみたいですね!近頃ではインバウンド対策やオンライン化など新たなことにもどんどん取り組んでいます!これからも沖縄の小売業を引っ張っていって下さい!

               

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