沖縄はシングルマザーが子育てするには最高の場所?沖縄移住のすすめ!

沖縄はシングルマザーが子育てするには最高の場所?沖縄移住のすすめ!

シングルマザーの方にとって仕事や子育てに悩むことは常日頃からたくさんあると思います。そんな生活環境は子育てや生活の満足度のため非常に大切になってくるでしょう。そこでおすすめしたいのが日本で最南県の「沖縄」です。沖縄は様々な背景からシングルマザーの方が多く、社会制度や周囲からのサポートがかなり手厚いのが特徴です。そのような背景もあり、現在シングルマザーの方が沖縄へ移住してくることも増えています。今回はそんな沖縄県の子育て環境や移住ノウハウについて紹介していきます。

沖縄の出生率や離婚率は全国1位!シングルマザーが沢山います!

沖縄県の出生率

日本では、1950年代から2021年にかけて出生率は低下し続けている事が厚生労働省のデータで判明しています。しかし、都道府県別のデータを見てみると、沖縄県は1975年以降全国1位を保っており、子供の割合が非常に高い県と言われています。全国平均よりも1.35倍も高い状況で全国平均を大きく上回っています。女性の若年層での既婚者の割合が高く、お子さんを多く生める事が出生率が高くなっている事が沖縄県の出生率が高い理由です。

沖縄県の離婚率

沖縄県は出生率が高い一方で離婚率も非常に高い県でもあります。
実際に厚生労働省が出している2019年のデータではワースト1位を記録するなど、出生率に対して離婚率も非常に高い県である事がわかります。理由としては10代後半から20代前半で結婚する方が多く、大学や専門学校にも行かずに年収が上がらず、金銭的な理由で離婚する家庭が多くいる状況です。

上記のような出生率や離婚率の高さから、沖縄県では沢山のシングルマザーの方々がいらっしゃいます。実際に筆者の学生時代の同級生にも10代後半~20代前半に結婚して、早い段階で離婚している人達が結構多いのですが、その理由を聞いて見るとほとんどが上記で挙げた金銭的な理由でした。

■参照元
トラベラーマップ「シングルマザーで沖縄移住はメリットあり?」

沖縄には地域や家族みんなで子供を守る文化・慣習が根付いています!職場の理解もあるので仕事もしやすい!

地域・友人といった社会環境

子育てをする上で周りの助けは非常に大切になってきます。筆者の地元である沖縄県名護市を例に挙げると2018年9月より、「保育料が無償化」になった事で、シングルマザーさんに非常に優しい地域になりました。沖縄のシングルマザー(母子家庭)の貧困はなぜ多いの?貧困原因と支援方法をご紹介という記事でもご紹介させて頂いた内容に1ヵ月あたりの収入が非常に低い事を書かせて頂きましたが、子育てをしながらだと生活する事にいっぱいになってしまうため、名護市が行った「保育料の無償化」で子育てにかかる費用を押さえる事ができ、家族でのイベントが増えて子供達を満足させる事ができます。

また、現在沖縄県は2000年頃から現在にかけて毎年人口が増加しており、県外からの移住者もかなり増えてきています。そのため、移住者同志でのコミュニティも多く親族が居なくても相談出来る人たちが沢山います。その他にも、沖縄県内外出身に限らず、同じ年代でのシングルマザー同士の繋がりも多く、すぐに相談できる環境にあると思います。さらに、地域のご年配の方々には子供好きな方が多く、見ず知らずのご年配の方がお菓子や飲み物をくれたりします。(自分も実際に小学生時代、近隣のご年配からお菓子やジュースもらってとても嬉しかったことを今でも覚えています(笑))

さらに筆者おの住んでいた地域では、夏休みの時期に近所の子供達を集めてお泊りがけのキャンプを行ったり、正月には近所の公民館で餅つき大会が行われていました。上記のように、自然と大人も子供も自然と距離も近くなるため、子供達にも寂しい思いをさせずに近くに沢山の信頼出来る大人達がいる事はシングルマザーの方にも凄く安全です。

職場の理解

子育てをする上で働く場所は凄く大切になりますよね。沖縄県はシングルマザーさんが多い事から、色々な職場でのシングルマザーさんの割合も非常に高いです。沖縄県内のシングルマザーさんが多い職業としては、接客業やコールセンター、清掃業など、時間の融通が効き、資格がほぼ必要ない仕事が挙げられます。

筆者はコールセンターで働いていたのですが、実際に子育てと両立して頑張られているシングルマザーの方が非常に多かった印象があります。
職場にいると、こういう事を思ったりしませんか??「みんなが残業しているから自分も残業しないといけないのかな…」しかし、シングルマザーが多い職場では、お子さんを保育所に預けている人が多く、お迎えの時間に合わせてしっかりと退勤する事が出来ます。また、職場によっては提携している託児所もあり、お子さんの近くで仕事をする事が出来るため、突発的な出来事にもスムーズに対応する事が出来ます。
こういった部分ではシングルマザーさんに凄く優しい環境で仕事が出来るはずです。

■参照元
母子旅行「沖縄で子育てしたいと考えている人必見! 移住者が伝える、沖縄で子育てをして良かった事【名護市編】」

沖縄県は政府がひとり親家庭を応援!様々な補助制度があります!

現在の沖縄県の状況から、沖縄県政府は様々な補助を行うようになりました。1.就業支援、2.子育てと生活支援、3.経済的支援、3つの柱にさまざまな事業を行っています。それぞれ順を追って見ていきましょう。

就業支援

まず初めに就業支援についてです。沖縄県ではシングルマザー向けに求人情報のご紹介などを行い、その人家庭状況や生活の悩みなどを一緒に考えながらサポートしていける制度が整えられています。また、就業に向けての資格や技能を無料で取得出来る講座を開催しています。さらに、就労支援のための給付金制度や貸付制度など、手厚いサポートを受ける事ができます。

子育てと生活支援

続いて、子育てと生活支援についてです。こちらに関しては生活や養育についての相談はもちろんのこと、シングルマザー向けに家事・育児のヘルパーの派遣なども行っています。また、一人親家庭に対しして、民間アパートの1室を提供して、住宅・生活・子育て・就労などのサポートも行っています。
さらには、子育てのための学習支援や健康管理についての講習会なども行っています。

経済的支援

次に経済的支援についてです。沖縄県では1.子育てをする際に必要な費用のサポートが受けられる「児童扶養手当」。2.一人親家庭の親やお子さんの医療費をサポートする「ひとり親家庭の親や児童に対する医療費の助成」。3.一人親家庭の高校生のバス通学費をサポートしてくれる「ひとり親家庭高校生等通学サポート実証事業」4.待機児童のために認可外保育施設利用料の補助を行う「ひとり親家庭等認可外保育施設利用料補助事業」5.一人親の家庭に対しての修学資金(低利子・無利子)の貸付を行う「母子父子寡婦福祉資金貸付金」といった様々なサポートを行っており、シングルマザーの方の生活を少しでも支えようとする県の姿勢が見えます。

また、養育費についても専門の相談員や弁護士が担当してくれるため、少し難しい内容でも安心して納得出来るまで相談ができます。このように、小さいお子さんから学生のお子さんまで、幅広い年齢に対して様々な面でサポートしてくれるため、非常に安心して子育てができますよね。

■参照元
沖縄県「ひとり親家庭を応援しています!」

まとめ

沖縄県におけるシングルマザーの生活環境についていかがでしたでしょうか。子育てをする上で住む場所、近所との関係、職場、地域からのサポート、これらの全て要素は非常に大切な考え方になると思います。そういった部分で、沖縄県では周りだけでなく、県からのサポートも手厚くサポートしてくれます。心配事も沢山あるとは思いますが、沖縄県はシングルマザーに優しい沖縄県で環境を変えて新たな地で育児をすることも一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか??



この記事の執筆者

花城春貴

沖縄県にある高校を卒業し、九州地方の医療の大学に進学しますが、4学年初期でメンタルブレイクし、途中退学。
その後は関西圏で車の製造の仕事を経て、現在は沖縄県でIT企業に勤めながら、個人で
「マンゴーフルーツの生産・販売」や「金融事業」に携わっています。
さらに、「アプリ・HPの作成」、「webマーケ」について実践を重ねながら勉強中です。
自身の異なる業種の経験から、沖縄県が抱える問題・盛んな業界の両方について、様々な目線で
分析し発信しています。

               

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