沖縄の農業!有名な農産物や特徴はあるの?
沖縄県の農業で最も多いものがサトウキビ畑です。サトウキビは、そのまま食べるというよりは、お菓子などに加工されて流通しているものがほとんどです。その数は全体の約7割にも及びます。
では、沖縄県がサトウキビ畑ばかりかと言われると、そういうわけではありません。多くの農家がサトウキビと併用して、他の農産物を生産しています。例えば、ゴーヤやチンゲンサイなどの島野菜、パイナップルやバナナ、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどです。沖縄は自然が多く、農業用の土地を広くとれることから、農業で生計を立てている人が多いようです。沖縄県は日本の中でも温暖な気候で、他の土地では生産できない農作物を育てることができるところが特徴です。
観光 x 農業体験ができる珍しい県!
沖縄県での観光スポットと聞いて思い浮かぶのは、美ら海水族館や首里城、ひめゆりの塔などの施設が多いでしょう。しかし、沖縄県は先程紹介したように、温暖な気候だからこそ生産できる、他の土地では収穫できない農産物がたくさんあります。農業体験では、時期や施設によりますが、植え付けや収穫が体験できます。また、体験後には加工体験ができたり、お土産がもらえたりと、各施設によって様々なサービスが展開されています。
農業体験を通して、沖縄県で生活している方々と交流できる機会にもなり、より沖縄県の魅力に触れられる経験になることでしょう。
マンゴーやサトウキビなど地元の特産品収穫を体験しよう!
沖縄県で行われている特色ある農業の収穫体験ができるスポットを紹介します。
川平観光農園(沖縄県石垣市)
農園内で育てているサトウキビを収穫し、絞ってジュースにする体験ができます。対象は6歳以上、4人から予約できるプランです。
料金は大人、子どもともに2500円となっています。
やんばる日和(沖縄県名護市)
名護市でも屈指の大規模サトウキビ農家、ガキヤ農場でサトウキビ刈り体験ができます。刈り取ったサトウキビをそのままかじったり、絞ってジュースにしたりして楽しむプランです。また、収穫したサトウキビはお土産として持ち帰り可能です。対象は0歳以上、1人からでも予約できるため、家族旅行でも一人旅でも楽しめます。料金は大人、子ども(3歳以上)ともに2800円ですが、1人での利用だと3900円になります。
café gyutto(沖縄県名護市)
自分でコーヒーを作る人、コーヒーが好きな人におすすめの収穫体験です。このプランでは、中山コーヒー園をガイドさんと散策し、コーヒーの実を収穫する体験ができます。その後、収穫したコーヒーの実から種を取り出して生豆を作り、焙煎、豆挽き、ドリップまで自分で行います。完成したコーヒーを飲みながら、caféのスイーツを食べることも可能です。対象は小学生以上の2~4人グループ、料金は1人6000円です。
東村観光推進協議会(沖縄県国頭郡)
パイナップルの生産量日本一の東村で、パイナップル狩り体験ができます。畑で収穫したパイナップルにその場でかじりつき、とれたてのみずみずしさを感じられます。対象は小学生以上。料金は小学生1500円、大人は2~3人だと2500円、4人以上だと2000円です。
牛やヤギと触れ合う!牧場系の体験もおすすめです!
沖縄県では、広い土地を生かして、畜産業も盛んに行われています。農業体験とともに、牧場を訪れてみるのはいかがでしょうか。
きゆな牧場(教育ファーム)(沖縄県国頭群)
牛やウサギ、ニワトリ、ヤギなど様々な動物と触れ合える牧場です。動物を見るだけだと入場料100円で楽しむことが可能です。牛の乳絞りとバター作りの体験に参加するためには1200円、バター体験のみだと700円で体験できます。また、視察コースや牧場デートなど他にもプランがあるので、誰と行くかによって楽しみ方が変わる施設です。
ふれあい牧場 go at café(沖縄県宮古島市)
ヤギと触れ合うことができる牧場です。「ツブツブオヤツ」や「おいしいはっぱ」をあげる体験や、赤ちゃんヤギにミルクをやる体験ができます。
また、リードをつけたヤギと一緒に散歩できるコースもあるため、まるでヤギを飼っているかのような経験ができます。入園料は300円で、大人同伴の小学生以下は無料です。体験に応じて追加料金がかかるプランになっています。
まとめ
沖縄県には、観光スポットだけでなく農業体験、牧場体験ができる場所がたくさんあります。農業体験はどこでもできますが、日本の中でも特に温暖な気候の沖縄県だからこそ栽培できる農作物の収穫体験はとても貴重です。家族旅行では、子どもにとって刺激的な経験になることでしょう。友人との旅行では、いつまでも語り合えるような思い出作りにぴったりです。ぜひ沖縄県に訪れる際には、農業や畜産業の体験をしてみてください。